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陽炎ーカゲロウー
第9章 春の息吹
いつものように、湯で身体を清める。

何時もならば、腰巻きだけを付けて寝床の中で市九郎の帰りを待つ。

だが、今日は着物を着た。

どのように迎えようか。

どう切り出そうか。

衝立裏の寝床の上に座し、考える。

ガラリと戸が開いて、市九郎が帰ってきた。

市九郎の日課は、帰宅後刀を研ぐことだ。

いつものように、市九郎は部屋の隅に座り、刀を研ぎ始めた。

赤猫は意を決し、衝立の裏で立ち上がった。
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