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陽炎ーカゲロウー
第11章 散

ガラリ、と戸が開き、入ってきたのは鷺だった。
八尋がすぐに立ち上がり、土間に下りる。鷺は杖を敷居にひっかけ、転けそうになったが、八尋が支えた。
「八尋!市サンに何があった!?」
「脇腹を、撃たれました。今こちらに運んでおります。」
鷺は沈痛な面持ちでかぶりを振る。
後からやってきたのは兵衛だった。
「勘が当たったの。…傷は深いのか?」
八尋はコクリと頷いた。
「兵衛、何とかできる?」
鷺の問いに兵衛は顎を捻り、
「儂に出来るのは真似事だけよ。本職の医者ではないゆえな。…であるがしかし、できるだけのことはやらねばの。」
兵衛は片眉を吊り上げ、ニヤリと笑った。
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