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ゆずの譲れない物
第7章 ●開花
簡単に朝食を済ませ

ソファーで2人でくつろぐ

こんなに、穏やかな休日は久しぶりだな

本を読む俺の横で

ウトウトしだしてる

身体を引き寄せ

頭を膝に乗せて横にさせると

恥ずかしそうに両手で顔を隠してる

「姫は、抱っこの方がいいですか?」

『だっこ!?』

「ご希望ならしますよ」

『遠慮します』

姫は、
軽く仮眠するようです!



昼過ぎになると仕事の電話が入り、

離れたくないのに

離れないといけなくなった

姫を家まで送り届け


会社へ出向く

休日出勤や呼び出しなんて、いつものことなのに

姫と離れないといけなくなったのが


腹ただしく、

後輩に軽く八つ当たりをしてしまった

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