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ゆずの譲れない物
第10章 ○実感
人がせっかく我慢してるのに

この天然なお姫様は、煽るのが上手い…

ダイスキと言われた瞬間、

お姫様をお姫様抱っこしたまま寝室へ連れて行った

え?とか、降ろして~とか言ってるけど煽ったお姫様が悪い!俺は、ちゃんと我慢したんだ!

正論だと言い聞かせベッドの上で
頬を染めた愛しい人へ

気持ちを込めたキスをする

「煽ったのは、ゆずだからな!」

『煽った?』

急に呼びすてにされ、ドキドキが加速する…

「優しくします…痛かったら止める努力はします…」

『え…っと…』

「初めてを俺にください」

少し困った笑顔の港さん…

この人なら…

きっと、大丈夫!

いつも、大切にしてもらってるもん!

大丈夫!大丈夫!




『優しく…優しくしてくださいね…』

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