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氷解
第1章 氷解
本当は雅美に嫉妬していた陽菜子。
あんな、熱い瞳で雅美を見る周防にも腹がたっていた。
「周防なんて、嫌い!」
なんて、嘘。
ホントは好きなんだって気づいてる。
だけど、陽菜子の口から出るのは……嫌いと言う言葉。
周防は顔を歪めて
「私の事をお嫌いですか……」
切なげに陽菜子を見た。
だけど、意地を張り続ける陽菜子は
「嫌い……」
と、また、周防を嫌いだと言ってしまった。
「そうですか。では、あの男の方が良いのですね」
「………」
意地を張りすぎて、陽菜子は違うって、もう言えなくてーーーー黙り込んでしまった。
あんな、熱い瞳で雅美を見る周防にも腹がたっていた。
「周防なんて、嫌い!」
なんて、嘘。
ホントは好きなんだって気づいてる。
だけど、陽菜子の口から出るのは……嫌いと言う言葉。
周防は顔を歪めて
「私の事をお嫌いですか……」
切なげに陽菜子を見た。
だけど、意地を張り続ける陽菜子は
「嫌い……」
と、また、周防を嫌いだと言ってしまった。
「そうですか。では、あの男の方が良いのですね」
「………」
意地を張りすぎて、陽菜子は違うって、もう言えなくてーーーー黙り込んでしまった。