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氷解
第1章 氷解
「ほら、もっとですよ」


陽菜子は目を瞑りながら、ブラの布地をずらす手の力を強めた。

こぼれ落ちるかのように、弾力のある膨らみが解放された。

布地から溢れでた膨らみの頂きにある紅い実は曝された空気に、ピンと張り詰める



そして周防は、さらに陽菜子に恥ずかしめるような要求をーーーー脚を広げろという。

出来ないと顔を横にふる陽菜子に、周防は冷たい氷のような瞳で

「広げなさい」

と、強い口調で命令する。

ゆっくりと、そっと脚を開脚した陽菜子。

脚を広げて羞恥に顔を赤くして俯く陽菜子に、周防はゴクリと息を飲む。

「顔をあげなさい」と、そして


「お嬢様………私の目を見つめなさい」

と周防は陽菜子に命じる。

陽菜子は周防の射抜くような視線を感じて。

見られているーーーーその恥ずかしさのあまり、「やぁ……ん」と、拒絶の声を上げるが、鼻から抜ける甘い声で。

ますます、陽菜子は羞恥の為に全身が真っ赤に赤く染まった。


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