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第14章 ・・・14

「そういうの！あたし嫌いじゃないし、偏見も持ってないよ！」


「…え？」


「セフレってことでしょ！？」


「そういうわけでも…なんか、私も正直よくわかんなくて」


「いいねぇ～そういう割り切った関係っていうの！？
嫌いじゃない！」


「どういうこと…？」


「だーかーらー

あたしにもヒロのこと貸してよ♪

最初はたしかにガチでアタックしてたし、何回かそういう感じの
アプローチもしたんだけど

全然手ごたえなくてさ…

サエが付き合ってるっていうんならやっぱやめとこうかなって
思ったんだけど付き合ってないならいいじゃん！紹介してよ！」





ミクはどんどん自分の気持ちを私にぶつけてきて

ヒロのことをくれって言われてる気がした



でも
最初からヒロは私だけのものでもないし実際に本当に付き合ったりはしていないんだ


「でも…それはヒロが決めることだから…」


「サエは別にヒロのこと好きとか、彼女になりたいとかそういう風に
思ってないんでしょ？」


「そ…そうだけど…」


「じゃぁいいじゃん！はい、決まり！」



ミクは本当によくわからない

実際に好きだから協力して、とかそういうのじゃないんだ…