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みにくいオンナノコ
第7章 ・・・07
人がほとんどいない席へ私とユウマは座り、時間と共に映画が始まった
主人公の好きな人への愛情や、それをうまく伝えられずすれ違う二人の物語を見ているといつの間にか主人公を自分に
相手をヒロに
見立てて見ていて自然と勝手に涙が溢れた
「お前…大丈夫か?」
ユウトは泣いてる私を見て驚いたのかビックリした顔でこっちを見ていた
「大丈夫だよ…なんともない」
「とりあえず…その…出る?」
「いいよ、最後まで見よう」
感動シーンでもないのに泣いてしまう自分に恥ずかしさと切なさで胸がこみ上げて
ただただ
ユウマの手を握りしめた