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それでも・・愛してる
第8章 比べてみても・・

・・さっきはゴメン。送ってくれてありがとう。これに懲りずにまた付き合って・・

送信ボタンを押す。
このメールにこめた気持ちを、彼はどう解釈するのだろうか・・


携帯が軽やかなメロディを奏で始めた。
メールの着信音。
陽斗からの返信だった。

・・気にするな。今夜、さらに美鈴との距離が縮まった気がする。次も楽しみだ・・

酔いは醒め、今度は熱りが襲ってくる。

・・これって・・もしかしたら彼はほんとに・・?
別に好きだなんて書いてあるわけじゃないけど・・
これが彼の率直な気持ちってことなの・・?

「ちょっと、私ったら、調子のってない?」

誰もいない部屋の中にひとり言が響く。
そのあとの静けさったら、怖いくらいだった。



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