この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
それでも・・愛してる
第9章 姉と過ごす休日・・

別に再婚相手を受け入れられないとか、そんなんじゃない。
彼女たちの生活が、人生が、
私には何の関係もない事だと単純に思っていただけ。
私の人生から切り離されただけ。
だから、だんだんと母との間に距離ができても特にどうという事もなく、
元気かなとたまに気に掛けるくらいで終わってしまう。

今日・・ハンバーグを目の前にして、本当に久しぶりに母を思い出したと言っても
過言ではないくらいだった。

「近いうちに会いに行く?お母さんに」

水の入ったグラスをじっと見ていた私に、多佳子の穏やかな声が届く。

「え?う~ん・・いいわよ、別に。でもお姉ちゃんが会いたいなら付き合うわよ」

そっけなく答えると、多佳子も首を振った。

「ううん、いいわ・・そうね、みーちゃんが結婚でもすることになったら、
 報告しに行けばいいわね」

またそれ?と文句を言おうとすると、それを阻止するかのように、
冷めないうちに食べよう、と多佳子はフォークを握りしめた。


/310ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ