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それでも・・愛してる
第12章 私に足りないもの・・


その賃貸マンションは新築で、家賃はそれなりに高かったが、
新婚生活をおくるにふさわしい部屋だった。

「新築はいいですね、当たり前だけどすごくきれい!キッチンも赤なんて素敵」

彼女は興奮気味にキッチンを歩き回りながら
シンクの中や棚の中をチェックしている。
いつもは彼がしゃべりまくっていたのに、今は彼女のほうが饒舌で、
なにもない部屋の中に明るい声を響かせていた。
つられるように彼も、あっちこっちの扉を開けている。

「対面キッチンか!これすっごくイイよな、おまえの料理してる姿、
 後ろじゃなくて前から見れるんだぜ、いいよ、これ」

彼の言葉に私まで大きく頷いてしまった。


シャレた間取りの部屋の中を見回しながら、
ベッドはあそこに置いて、ソファはこっちで、ラグの色は少し華やかな感じで・・と、
案内している私のほうが夢中で妄想した。
お客そっちのけで。

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