パソコンから！ケータイから！スマホから！無料でどこでも気軽に楽しめる官能小説サイト

第15章 充実した休暇・・家を探す

青空が眩しい。

日曜の朝にふさわしい天気になったことが、まるで
縁起を担いでいるように思えてならない。


約束の１０分前。
駅の改札口で滝川さん親子を待つ。
１０時５０分きっかりに、親子は改札口から出てきた。

滝川さんの笑顔がすがすがしく見える。

「おはようございます。今日はよろしくお願いします。さ、優太、ご挨拶して」

「おねがいしますぅ」

おはようじゃなくてそっちの挨拶？と私は思わず吹き出してしまった。

「おはようございます。こちらこそ、よろしくお願いします。
　優太くん、今日はいっしょにがんばろうね」

優太くんに微笑みかけると、小さな手をスッと差し出してきた。
その小さな手を取って、私達３人は不動産屋へと歩き出した。