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第17章 充実した休暇・・今日は２人で

・・やっぱり・・あてにならないじゃない・・結婚なんて・・

再びそんな気持ちが頭をもたげた・・

一人は寂しいけど・・

そんな時です・・滝川さん、あなたたち親子に出会った。

はじめてうちの店にいらした時から気になっていて・・

思わぬ再会から余計なおせっかいまでしてしまいましたけど。

滝川さんの話・・奥様とのこと聞かせてもらって、

滝川さんのように一人の女性に愛を注ぎ続けられる人だっているんだって。

ちゃんと家族を守る人もいるんだって。それに・・

その離婚した彼にも言われたんですよ・・


「なんて？」

「誰といるか・・それが幸せと繋がるって」

「その通り、だと思います。私も。
　その彼のように、自分がほんとうに愛する人と生涯を共にする。そこなんですよ」

あかるい声で、頬もうっすら赤く染めて、滝川さんは続けた。