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それでも・・愛してる
第3章 新たな・・関係・・?

吐き捨てるような言い方を聞いた陽斗は、ちょっと驚いていた。
驚きながらもなんだかほっとした表情を見せていた。

「なんか・・美鈴って、美人で成績もいいし典型的な優等生かと思ってたけど・・
 正直に気持ちを吐き捨てる、みたいたとこあったんだ・・
 なんか、妙に安心しちゃった・・」

急に美鈴、なんて名前で呼ばれると、ちょっとドキドキする。
そう思ったとたん、鼓動が早くなっていって、少し苦しい。

「そんな・・私、優等生なんかじゃなかったし・・穏やかな女でもないよ。
 そんなんじゃない・・その辺に転がってる普通の女だよ」

目の前の、仲良し同級生が急に、男、に見えてきて・・

「なんだよ、そんな照れることか?しかしなんだな、誰もが羨むような美人が
 モジモジしてるの見るのって新鮮だな」

・・ちょっと、そんなに笑う?・・

私が懸命に睨んでも、陽斗はまだ笑い続けている。
反射的に、口をついて出た。

「いつまで笑ってんだよ、もう!」

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