この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
それでも・・愛してる
第3章 新たな・・関係・・?

「あ、あの、ごめん!余計な事言って。そんな事言われたら・・もっとつらいよね、
 ごめん、ほんとにごめん!」

穴があったら入りたい。こういう時に使うんだろうな・・
下を向いたきり顔をあげられないでいる私の耳に、陽斗の力ない声が聞こえてきた。

「いいんだよ、その通りだから・・  
 そっか、石ちゃんちの親も離婚したんだったな。
 うちの子の気持ちは石ちゃんでなきゃわかんないかもな。辛かったんだろ?石ちゃんも」

微かに頷きながら、両親の顔を思い浮かべた。
私たち子どもに向ける眼差しと、夫婦の間にある凍りついたような視線・・
比べてしまう自分が、いつの間にか大人の目線になっているような気がした、中学時代・・

「私に結婚する気がないのは・・両親を見ていたからだと思う・・
 嘘という糊でくっつけられていたうちの家族・・
 家庭内別居っていうの、中学の時に知ってさ・・
 嫌ならサッサと別れちゃえばよかったのに・・
 無理して家族ごっこしてる方がムカついた・・」

/310ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ