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それでも・・愛してる
第3章 新たな・・関係・・?


部屋の明かりをつけた途端、へなへなと床に崩れ落ちて座り込んだ。

・・まさか望月くんとあんなこと・・

背中に残る彼の腕の温もりを、忘れようにも忘れられない。


恋人と別れて2年ちょっと。
久しぶりの男の感触が、悔しいほど体に焼き付いている。

別れ際、また2人で会ってくれ、なんのためらいもない様子で陽斗は言った。

秘密を共有してるからだよ、そう付け加えたことは、
私への、そして自分への言い訳・・
黙って彼を見つめ、頷いた私も同罪・・

私だけでなく、陽斗もまた家族の、夫婦の、家庭の本当の意味が
解らなくなってしまったから・・
だからその気持ちが分かち合える私を心のよりどころにしたいのかもしれない。

陽斗の気持ち、解るから、また会うことにした。
なんたって私たちは・・
仲間なんだから。

男と女である前に、友達、なんだから・・





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