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それでも・・愛してる
第7章 定例会での告白・・
定例飲み会は5か月ぶり。
この間に私は化粧品屋を辞め、松下不動産で働き始めた。
陽斗以外の3人は、私の話を楽しみにしているみたい。
前回会ってから今日までの間に退職、転職と慌ただしい変化を遂げたのだから。
いつもの居酒屋の個室の戸を開けたのは、どうやら4番目だったらしい。
入り口向いて雛人形座りをしていたのは、相変わらずの健太と、今日は由香里だった。
「さすがの石ちゃんも今日は4番目か。
仕事変わるとなかなか今まで通りにはいかないもんなぁ」
健太の言葉に迎えられながら茜の横に座り、
まだ来ていない陽斗が来るのをドキドキしながら待った。
その緊張を感じ取ったのか、
「おい石ちゃん、オレの話聞いてる?なんかソワソワしちゃってない?」
健太が不思議そうな視線を送ってくる。
慌てて否定しようと顔をあげると同時にビリの陽斗がガラッと戸を開けた。
あまりのタイミングの良さに、なんだかわかんないけど顔が一気に熱くなり・・