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想いの声 心の声
第30章 冬の花火

吐き出す白い息。
悴んだ手を包み暖かな息を吹き掛ける貴方のその表情にドキドキする。
じっと見つめる私に貴方が呟いた一言─
「好きだよ」
今でも思い出す。その優しい声。
コートのポケットの中で絡めた指
冷たい白い結晶を身体に感じた空を見上げた……
ひろひらと舞い落ちる結晶に心が昂る。
「また来年も来ようね」
白煙を上げて舞い落ちる冬の花火
眼を閉じると思い出す。
私を見つめる優しい笑顔
花火の打ち上げの大きな音。
大歓声の中で伝えた言葉……
聞こえてる?……私の声
「大好き」って!
空を見上げて思い出す貴方の笑顔
今でも思い出す。
いつまでも忘れない。
「ありがとう大好き」
end
悴んだ手を包み暖かな息を吹き掛ける貴方のその表情にドキドキする。
じっと見つめる私に貴方が呟いた一言─
「好きだよ」
今でも思い出す。その優しい声。
コートのポケットの中で絡めた指
冷たい白い結晶を身体に感じた空を見上げた……
ひろひらと舞い落ちる結晶に心が昂る。
「また来年も来ようね」
白煙を上げて舞い落ちる冬の花火
眼を閉じると思い出す。
私を見つめる優しい笑顔
花火の打ち上げの大きな音。
大歓声の中で伝えた言葉……
聞こえてる?……私の声
「大好き」って!
空を見上げて思い出す貴方の笑顔
今でも思い出す。
いつまでも忘れない。
「ありがとう大好き」
end

