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心雨~愛を探して~
第7章 処女と初恋
海を眺めてからどれくらいの時間が経っただろうか。誰かに肩をポンポンとされた。振り向くとそこには、成瀬くんがいる。
「村山?」
そこには、いつもの優しい微笑みの成瀬くんがいた。私は涙を制服の袖で乱暴に拭いて、笑顔を作る。
「成瀬くん。こんな時間にどうしたの?」
「俺の家、ここの坂登ってもうちょっと行ったとこ。知ってるだろ? 受験勉強ばっかしててもしんどいから塾の帰りにゲーセンでダチと遊んでたの。村山こそ、どうしたんだよ?」
ん? と首を傾げる成瀬くんがなんだか可愛くて、ふっと心からの笑みがこぼれ落ちる。
「村山?」
そこには、いつもの優しい微笑みの成瀬くんがいた。私は涙を制服の袖で乱暴に拭いて、笑顔を作る。
「成瀬くん。こんな時間にどうしたの?」
「俺の家、ここの坂登ってもうちょっと行ったとこ。知ってるだろ? 受験勉強ばっかしててもしんどいから塾の帰りにゲーセンでダチと遊んでたの。村山こそ、どうしたんだよ?」
ん? と首を傾げる成瀬くんがなんだか可愛くて、ふっと心からの笑みがこぼれ落ちる。