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心雨~愛を探して~
第9章 狂気
「杏?」

 アパートのすぐ近く。後ろを振り向くと友達と出かけているはずの彼がいた。私は咄嗟に逃げようとするが、軽くなってしまった私の体は容易く持ち上げられ、アパートへと放りこまれた。

「真守くん、どうして?」

「どうしてじゃないよ。杏、あの男はだれ?」

「……」

「答えられないんだ。僕、知ってるよ。……成瀬くん、でしょ? 罪の共有。僕よりも深い愛」

「どうして……」

 彼には話していないことを彼は知っている。彼は台所の包丁を私に向けた。僅かに残る力でシンクに浸かる食器を投げつけて、後退る。
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