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スイーツ天使に甘いKissを 番外編
第3章 ハネムーン
「冠くん、緊張してる?」
ふと伸びてきた彼女の片手が、僕の頬を優しく包む。
「緊張、なのかな……」
だが僕は、この「招待」を受けた数週間前から抱えている
どこか変なモヤモヤが、
未だにどんな感情なのかが分からない。
しかし、オーストラリアの父の家を訪ねるのは初めてでも、
父はもちろん、彼の家族と会うのが初めてという訳ではない。
事実、結婚式を前に来日した父と、その奥さん。
そして、養子ながら
僕と同じ年のジョージさんという初めての兄弟と会い、
食事を共にした。
ふと伸びてきた彼女の片手が、僕の頬を優しく包む。
「緊張、なのかな……」
だが僕は、この「招待」を受けた数週間前から抱えている
どこか変なモヤモヤが、
未だにどんな感情なのかが分からない。
しかし、オーストラリアの父の家を訪ねるのは初めてでも、
父はもちろん、彼の家族と会うのが初めてという訳ではない。
事実、結婚式を前に来日した父と、その奥さん。
そして、養子ながら
僕と同じ年のジョージさんという初めての兄弟と会い、
食事を共にした。