この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
スイーツ天使に甘いKissを 番外編
第3章 ハネムーン
お父様の会社の大半は、このオーストラリアにある。
そして行く行くは、それをジョージさんが引き継ぐことになる。
「彼には商才があるって。
だから、僕には日本にある会社をって言われたんだ。
でも、断った。僕は、人の上に立つような事は苦手だから……」
「そしたら、お父様なんて?」
言葉尻を消した彼に、そっと続きを促す。
すると更に私をキュッと抱きしめ、か細い声でポツンと言った。
「『分かりました』って……」
そして押し黙った彼に、私は静かに言う。
「お父様ね、そういう冠くんの性格、ご自分に似てるって」
「えっ……?」
そして行く行くは、それをジョージさんが引き継ぐことになる。
「彼には商才があるって。
だから、僕には日本にある会社をって言われたんだ。
でも、断った。僕は、人の上に立つような事は苦手だから……」
「そしたら、お父様なんて?」
言葉尻を消した彼に、そっと続きを促す。
すると更に私をキュッと抱きしめ、か細い声でポツンと言った。
「『分かりました』って……」
そして押し黙った彼に、私は静かに言う。
「お父様ね、そういう冠くんの性格、ご自分に似てるって」
「えっ……?」