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スイーツ天使に甘いKissを 番外編
第4章 独り占め記念日
~ *** ~
いってらっしゃーい。
これは、保育園に優喜を送っていった時に、お互いに交わす約束の挨拶。
そしてこの日も、元気に手を振る息子に笑顔をで手を振り、送り出す。
ただいつもの違うのは、今日は、隣でニコニコと冠くんも
一緒に手を振っていること。
そんな息子の小さな背中が教室の中に消えると、
彼の温かな手が、私の手をそっと包んだ。
そして隣を見上げれば、私の大好きな彼のスマイルが迎えてくれる。
「行こうか」
「うん、フフッ……」
開花が遅かった桜が小さく新緑を芽吹かせる下を、手を繋いで歩き始める。
いってらっしゃーい。
これは、保育園に優喜を送っていった時に、お互いに交わす約束の挨拶。
そしてこの日も、元気に手を振る息子に笑顔をで手を振り、送り出す。
ただいつもの違うのは、今日は、隣でニコニコと冠くんも
一緒に手を振っていること。
そんな息子の小さな背中が教室の中に消えると、
彼の温かな手が、私の手をそっと包んだ。
そして隣を見上げれば、私の大好きな彼のスマイルが迎えてくれる。
「行こうか」
「うん、フフッ……」
開花が遅かった桜が小さく新緑を芽吹かせる下を、手を繋いで歩き始める。