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スイーツ天使に甘いKissを 番外編
第4章 独り占め記念日
掌の中でわずかに俯く彼は、本当に子供のよう。
だから、
「じゃあ、毎年お泊り保育の時は、お家デートしよう?」
提案してみるが、戻ってきたのは、やっぱり不満げな顔。
「でもそれは、あと二回しかないでしょ?」
「それなら、これから結婚記念日は、必ず二人だけになるようにする?」
「だけど、それだと一年に一回だけでしょ? 全然、足らない」
ふぅ……。
困ったイヤイヤ坊やになった彼に、私は、細く溜息をついて小さくキスをした。
「困ったね。じゃあ、冠くんは、どれくらいなら満足なの?」
すると、ちょっと視線を落とした彼が、再び上目遣いに戻ってくる。
だから、
「じゃあ、毎年お泊り保育の時は、お家デートしよう?」
提案してみるが、戻ってきたのは、やっぱり不満げな顔。
「でもそれは、あと二回しかないでしょ?」
「それなら、これから結婚記念日は、必ず二人だけになるようにする?」
「だけど、それだと一年に一回だけでしょ? 全然、足らない」
ふぅ……。
困ったイヤイヤ坊やになった彼に、私は、細く溜息をついて小さくキスをした。
「困ったね。じゃあ、冠くんは、どれくらいなら満足なの?」
すると、ちょっと視線を落とした彼が、再び上目遣いに戻ってくる。