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秘密のキスは蜜の味【完結】
第30章 遠い800㎞の距離

ずっと考えてたんだね…私が元気になるように!

無理やりだけどテンション上げて笑うと少しだけ元気出るよ。ありがとヒロちゃん。。

二人で冗談言いながらマンションまで帰って来た…するとやっぱり部屋の前まで送ってくれる。

ほんとヒロちゃんって優しいし頼りになる……
いいお兄ちゃんだね。

「ありがとうヒロちゃん!ちょっぴり元気出た」
「おう、そうか…早く部屋入れ」うん。じゃぁね。


.:*:・'°☆/*
夕べはヒロちゃんにはああ言ったけど…

はぁ~!ふぅ~あ~ぁ
「宮…下……聞い、てるか……おい」

あ~あ……やっぱり逢えなくなっちゃった!

せっかくの大型連休なのに仕事って…鏡也君は後半研修だって言うし……誰かが私達の邪魔をしようとしてるとしか思えないよ。

何の楽しみもなくなっちゃった。
連休に逢うのを目標に頑張ってきたのに…


──//
2月の連休が終わって鏡也君が札幌に戻るとやっぱり寂しくて…何にもする気がおきなかったの……

そしたらお母さんが〝今のうちに自分磨きしたら〟って言ってくれて─

そっか!そうだね。やってみようかな!

鏡也君は料理の出来る人だから…やっぱり料理かな!

節約したいから最初はヒロちゃんに教わろうと思ったの…だけど私とヒロちゃんじゃ時間が合わなくて…

休日出勤すればお金はなんとかなる。
よし料理教室行って─そうだジムにも行ってボッキュボンな身体になって鏡也君をビックリさせちゃお…

正直仕事終わってからの料理教室やジムは疲れるけど私…頑張るからね鏡也君…楽しみにしてて!

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