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秘密のキスは蜜の味【完結】
第30章 遠い800㎞の距離

確認したくたって連絡が取れないんだよ。
今どこで何してるんだよ?

近くにいたらすぐにでも探しに行くのにどうすることも出来ね~じゃん「くそっ」

そうだ洋子さんに葉瑠の部屋を見てきてもらおう

「鏡也君…どうしたの?」
「悪い洋子さん、葉瑠と連絡が取れなくて」

わかったわ。後で掛け直すから!

いるよな部屋に……
洋子さんからの折り返しが来るまで落ち着かなくて、携帯を握りしめたまま狭い部屋の中を歩き回っていた。

洋子さん頼む早く…

♪♪♪♪「どうだった?」

洋子さんが言うにはチャイム鳴らしても出て来ないから留守なのかと思ったらしいけど!一応マンションの外に出て見たら電気がついてたって……

「きっとお風呂じゃない?大丈夫よ」

そうだな風呂かも!家には居るようだから良かったよ。ありがとう洋子さん。


そうだ風呂だよ。その時は何とか自分に言い聞かせて納得した。

けど……遠藤の言ってた男の影が気になって不安になるんだよ!二人で部屋に居るんじゃないよなまさか…

相手がヒロちゃんだって言うならこれは確実に間違いだって想うのに藤堂だと思うと……


──///
イライラしてあんな言い方したけど。
もしそれでなにかあってからじゃ遅いんだぞ!

分かってないんだよ葉瑠は……
心配する俺の気持ちだってわかってくれよ。

お互い感情的になったら話が出来ないだろ?

今はお互い忙しいからGW終わるまで連絡取るのやめて1度冷静になろ?って言ったんだ。

冷静になれば俺達は大丈夫だ。

強く言ったけど、離れてるからこそ不安で堪らないんだよ!

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