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秘密のキスは蜜の味【完結】
第30章 遠い800㎞の距離
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「鏡也君のバカッ」
GW終わるまでって…まだだいぶあるよ?

今までは喧嘩したってすぐに仲直りしてたのに…

呆れちゃったの?
いつまでも私が意地張ってたから…


確かに部長だから安心はしてたかもしれないけど…
でも鏡也君…部長のこと意識しすぎだよ。

凄く怒ってたけど…なんでそこまで怒るの?
仕方ないよあの時は……


.:*:♪・'♪°☆ヴーヴーヴー

「もしもし葉瑠?」あっお母さん……グスッ、ウッ
「あらっ…どうしたの?」

鏡也君と喧嘩したまま、なんの連絡もなくて毎日ただ携帯を眺めるだけ…

久しぶりの着信は…お母さんだった。
お母さんの声を聞いたら張り詰めた糸が急に切れたみたいに力が抜けて涙が溢れてくる。

また泣き虫葉瑠になっちゃうけど、いいよねお母さんだもん。

「鏡也君を怒らせちゃった…ウッ、ウッ、」

お母さんったら〝ま~それは大変ね〟って!
ふざけないでよ。

「ごめんごめん…で、なにがあったの?」


あのね……

───凄い頭痛で送って貰っただけなのに、凄く怒られて…なんでそんなに怒るの?…

鏡也君のせいで眠れなかったのに。
私、そんなにいけないことしたの?

クスクス「あらあら…それは仕方ないわよね」
そうでしょ?

「すくに謝らなきゃ……鏡也君に」

うん、え?私が?
「あたりまえでしょ」なんで?

葉瑠をそれだけ大事にしてるって事じゃない。

離れてるからこそ例え噂話でも心配になるしダメなところは叱ってくれるのよ?

有り難いと想いなさい…愛されてるって事でしょ?

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