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秘密のキスは蜜の味【完結】
第30章 遠い800㎞の距離
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はぁ~もう1ヶ月も鏡也君と話してないんだね。
これから私はどうすればいいんだろ!
ピンポン……ピンポン♪──ん…誰?こんな時間に。
コンコン─「葉瑠ちゃん私よ開けて、いるんでしょ?」
あっ洋子さん──ごめんねまだムリ
きっとまた、鏡也君に頼まれたんだ。
偶然駅で一緒になったとき言われたから
「葉瑠ちゃん何度も電話したのよ?」
え?電話?
鏡也君からの電話に出たくなくて電源を切ったまま、持ち歩いてもいなかったから…
だって電話に出たらきっと終わっちゃう!
「ごめんね、携帯はえっと、壊れちゃって」
「え~またぁ~」
その時は咄嗟の事にそんな嘘しか思い付かなくて
うっうん、洋子さん…何か用事があったの?
「鏡也君よ…」えっ?鏡也君…
──その時心臓がトクンと跳ねた。
やっばり鏡也君は何度も私に電話したらしい。
私が電話に出ないからそれでまた洋子さんに──
鏡也君の言いたい事は分かってるけど……でもまだ聞きたくなくて
洋子さん、鏡也君に伝えて…
「携帯直ったら連絡するからそれまで待って」
いつまでもこのままってわけにもいかないけど…電話する勇気が出なくて。
そのままだから、きっと、また…
コンコン、ピンポンピンポン「葉瑠ちゃん早く開けなさい」
居留守を使っても洋子さんには誤魔化せないか?
仕方ない、具合が悪いって帰ってもらお。
ガチャン……
「ほらっやっぱり居るじゃない」
「あの洋子さん、私具合が……」
「さぁ行くわよ」
えっ洋子さん──具合が悪いって言おうとしても全然聞いてくれなくて…
はぁ~もう1ヶ月も鏡也君と話してないんだね。
これから私はどうすればいいんだろ!
ピンポン……ピンポン♪──ん…誰?こんな時間に。
コンコン─「葉瑠ちゃん私よ開けて、いるんでしょ?」
あっ洋子さん──ごめんねまだムリ
きっとまた、鏡也君に頼まれたんだ。
偶然駅で一緒になったとき言われたから
「葉瑠ちゃん何度も電話したのよ?」
え?電話?
鏡也君からの電話に出たくなくて電源を切ったまま、持ち歩いてもいなかったから…
だって電話に出たらきっと終わっちゃう!
「ごめんね、携帯はえっと、壊れちゃって」
「え~またぁ~」
その時は咄嗟の事にそんな嘘しか思い付かなくて
うっうん、洋子さん…何か用事があったの?
「鏡也君よ…」えっ?鏡也君…
──その時心臓がトクンと跳ねた。
やっばり鏡也君は何度も私に電話したらしい。
私が電話に出ないからそれでまた洋子さんに──
鏡也君の言いたい事は分かってるけど……でもまだ聞きたくなくて
洋子さん、鏡也君に伝えて…
「携帯直ったら連絡するからそれまで待って」
いつまでもこのままってわけにもいかないけど…電話する勇気が出なくて。
そのままだから、きっと、また…
コンコン、ピンポンピンポン「葉瑠ちゃん早く開けなさい」
居留守を使っても洋子さんには誤魔化せないか?
仕方ない、具合が悪いって帰ってもらお。
ガチャン……
「ほらっやっぱり居るじゃない」
「あの洋子さん、私具合が……」
「さぁ行くわよ」
えっ洋子さん──具合が悪いって言おうとしても全然聞いてくれなくて…