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秘密のキスは蜜の味【完結】
第31章 離さないでよ……

「やり直す気がないなら聞くな」なんだよそれ

…じゃ、仕事の方はうまくいってそうかな?
「さあな」くそっ……

それくらい教えてくれたっていいだろ。

「鏡也…考えればわかるだろ?葉瑠ちゃんがお前のこと忘れて元気にやってると想うか?」

……お前忘れたのか、久美ちゃんが留学して連絡取れなかった時の事

何ヵ月も落ち込んでたのは誰だよ!

…………ぅ、それは

「自分がイヤって言うほど経験してるんだから分かるだろ……お前は今、同じことをしてるんだぞ」

ヒロちゃんの言葉に胸が詰まった。

そうだな、あの時は…すげ~落ち込んで……酷かったと思うわ。

久美子を忘れようと浴びるほど酒飲んで、女と遊びまくって無理やり考えないにしてたっけ……

一方的に去られた方は寂しさから抜け出せないで苦しむだけなんだよ。

結局、俺が久美子の事を忘れられたのは葉瑠に出逢ったからだ!

「お前が良かれと思ってやってることは何の意味もね~よ」

そうかもしれないけど……ヒロちゃん葉瑠の様子教えてくれよ。
そんな事聞いたら心配んなるよ…

…店には来る?

「いや…もうずっと来てない」

最後に来たのは1カ月も前だって!…

電話も出ないし夜中でも部屋は真っ暗で帰ってるのかも分からなくて、みんなが心配してるらしい。

夜中って…

もしかして藤堂のところに…もう俺との事はアイツには報告してるはず。

そうか…もう、そうだよな?
1人でいる葉瑠をほっとくわけないんだ!アイツが…

わかってたことなのに、それが頭を過ったとたんに胸のモヤモヤが激しくなった。

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