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秘密のキスは蜜の味【完結】
第31章 離さないでよ……

飲み出してそろそろ3時間
こんなに飲んでるのにダメだ……俺、酔えね~わ。

さすがに支店長は酔いつぶれた。
タクシーで家まで送り届けて……

「おい山下起きろ」どこだ?家…

「わたしぃ~鏡也さんちに、泊まりますから~」
「はっ?ムリ」

「いいじゃないですか?彼女には黙ってたら、鏡也さんなら…私、いいですよ!」

山下はそう言って俺の肩に凭れて来た。
「なっ……なに言ってんだよ」


へっ?…えっ今の……んなわけね~な!

はぁ~違った。俺、相当重症だわ。

歩道を歩く女の子の横をタクシーが通過した一瞬、その子が葉瑠に見えた!

まさかな、こんなとこにいるわけね~か!

最近は毛先にウェーブが掛かった女の子がみんな葉瑠に見えて振り返る事が多くなった。

今頃、葉瑠はどこでなにしてんだ?

電話でヒロちゃんが言ってた言葉がふと頭に浮かんで来た。


(全然店にも来ないから洋子が心配して見に行ったんだけど、ソファの前で倒れるように眠ってたって…最近眠れなくて薬を飲んでるらしいぞ)

玄関の鍵も開いてて葉瑠ちゃんには注意したらしいけど…


……眠れないのはやっぱり俺のせいか?……

鍵は必ず掛けろって俺だって散々注意してきたのにそれさえも出来ないほど葉瑠は…弱ってるってことなの?

「はぁ~」


「鏡也さん…今日泊めて下さいよ」
隣で俺の腕を掴んで甘えてくる…

「ん?あ~帰ろ葉瑠………?」………あっ山下。

一瞬葉瑠と勘違いした。

「ちょっと鏡也さん!私、山下ですけど…葉瑠さんだと思ってたんですか?」

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