この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
秘密のキスは蜜の味【完結】
第31章 離さないでよ……

…思い出したらまた怖くなってきた!

「怖かったよ、鏡也君に…もし帰れって言われたら…グスッ…ほんとに不安で、苦しかったょ」

今頃になって身体が震えてきて涙が止まらなくなった!

「うん。ごめんほんとにごめん」

私が泣き止むまで鏡也君はずっと抱きしめ背中をさすってくれた。


「落ち着いた?」コクン─ごめんね。

「父さんとお母さん怒ってるよな…俺の事」
もう一度挨拶に行かなきゃって!

お父さんには言ってないの!…心配するから
なんかやっぱり言えなくて…

会社を辞めた事は気になったみたいだけど、そこはお母さんがうまく間に入ってくれた…

(葉瑠がね?鏡也君が戻って来るまでお父さんの近くで花嫁修業したいんですって)

そう言ったらお父さんがダメって言うわけないでしょ?

あっでもどうしよう?お父さん私がすぐ帰って来ると思ってる。
「やっぱり一度二人で帰ろ?ちゃんと俺が説明するから」
「うん」

良かった勇気を出してここまで来て……もうひとりで帰らなくてもいいんだね!

ここで毎日鏡也君を見送って夕食を作って帰りを待つの。あっお弁当も作るからね……

お洗濯して掃除して…

そう考えたらもう嬉しくて嬉しくて……ギュッ…無意識に鏡也君を抱きしめ返しちゃった。

ウフフフ……
クスッ…「葉瑠……なにニヤニヤしてんの?」

やっと泣き止んだと思ったら、今度はニヤニヤして……

やだ…ニヤニヤしてた?
「だってね?…やりたい事がたくさんあって…」

ふ~ん。そんなにやりたいの?
「うん」

「良かった俺も…そう思ってたんだ」


/1073ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ