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秘密のキスは蜜の味【完結】
第7章 逢いたくて逢いたくて
「そっか~‼そんな事になってたんだ?」
「だから昨日遠距離の事聞いてきたんだね」
「グスッ…えっ?そんなこと…聞いた?」
「覚えてないの?」……うん!
「ねぇ葉瑠。私がその鏡也君って人はやめなって言ったら止められる?」
えっ?…彩ちゃんの言葉に言葉が詰まる
「──んっ──」
私………まだやめたくない。
「今…葉瑠は熱くなってるからね……いくら周りが反対したって止めれないと思うよ! …だから自分で納得して結論が出るまで行くしかないでしょ?」
「ほんとにどうしたいかよく考えて!──でもどんな結果になっても自己責任だよ」
彩ちゃんの言葉に救われた。
──うん!そうだね。
ありがとう彩ちゃん!
「グスッ…彩ちゃんは凄いね!遠距離なのに彼一筋で」
「ははっ。んなわけないでしょ!」
えぇ~彩ちゃん?
「まっいろいろとね!回り道したからほんとに大切なものが見えて来るんだよ!………きっとね。」
そうなの?…
「素直になって、もう暫く進んでみれば見えて来るんじゃないなんてね?」
彩ちゃんがそう言って笑ってくれるから、少しだけ心が軽くなった。
素直に……?
うん、よく考えてみるよ。
彩ちゃんに聞いてもらって良かった。
おんなじ歳なのに彩ちゃんはお姉さんみたいだね。
ありがとー!
昨日から泣きすぎて眼は腫れるし頭も重い─
今日は早めに寝ようとベットに入った。