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秘密のキスは蜜の味【完結】
第10章 ダメ…離さない!
****
すっかり日も暮れて遅くなった。
葉瑠と約束したのに怒ってるかな?
早くヒロちゃんとこに行かなきゃ!
バタン。
「悪りぃ遅くなった」
あれっ?葉瑠の姿が見えないけど──
「あっやっと来た!遅いよ。…えっ?久美ちゃん」
「ごめんね。ヒロちゃんのお店でみんな待ってるって言うから、ゆっくり話したくて鏡也に着いて来ちゃったの」
「「「…………」」」
「鏡也君……葉瑠は?」えっ?葉瑠…?
「英美ちゃん一緒じゃないのか?」
「えっ?だって!鏡也君、葉瑠と約束してたんじゃないの」
葉瑠………
「真司からのメールで葉瑠─ちゃんも一緒かと思ってた」
まさか、まだあそこに?
「葉瑠は鏡也君と約束したから待ってるって───どうしよ。葉瑠…ひとりで…ずっと待ってるんだよ」
あぁっ!バカだ俺。
一緒に観覧車乗ろうって…待っててって俺が葉瑠に言ったのに!
「英美ちゃん!葉瑠ちゃんに電話」
あっうん。─
「♪…♪………出ないよ。電源入ってないみたい」
うそだろ、葉瑠ごめん。
「俺行ってくる」
店を出ようとするとヒロちゃんに呼び止められた。
「鏡也待て。もう何時間も経ってんだろ?今行ってもスレ違うのがオチだ。もう少し待とう」
〝葉瑠ちゃんはきっと大丈夫だ〟
「葉瑠…方向音痴だから迷ってんだよ、きっと」
「英美ちゃん不安になるようなこと言っちゃダメ。大丈夫だよ。」
「うん。ごめん!」
葉瑠…ごめん。頼む何とか連絡してくれ!
すっかり日も暮れて遅くなった。
葉瑠と約束したのに怒ってるかな?
早くヒロちゃんとこに行かなきゃ!
バタン。
「悪りぃ遅くなった」
あれっ?葉瑠の姿が見えないけど──
「あっやっと来た!遅いよ。…えっ?久美ちゃん」
「ごめんね。ヒロちゃんのお店でみんな待ってるって言うから、ゆっくり話したくて鏡也に着いて来ちゃったの」
「「「…………」」」
「鏡也君……葉瑠は?」えっ?葉瑠…?
「英美ちゃん一緒じゃないのか?」
「えっ?だって!鏡也君、葉瑠と約束してたんじゃないの」
葉瑠………
「真司からのメールで葉瑠─ちゃんも一緒かと思ってた」
まさか、まだあそこに?
「葉瑠は鏡也君と約束したから待ってるって───どうしよ。葉瑠…ひとりで…ずっと待ってるんだよ」
あぁっ!バカだ俺。
一緒に観覧車乗ろうって…待っててって俺が葉瑠に言ったのに!
「英美ちゃん!葉瑠ちゃんに電話」
あっうん。─
「♪…♪………出ないよ。電源入ってないみたい」
うそだろ、葉瑠ごめん。
「俺行ってくる」
店を出ようとするとヒロちゃんに呼び止められた。
「鏡也待て。もう何時間も経ってんだろ?今行ってもスレ違うのがオチだ。もう少し待とう」
〝葉瑠ちゃんはきっと大丈夫だ〟
「葉瑠…方向音痴だから迷ってんだよ、きっと」
「英美ちゃん不安になるようなこと言っちゃダメ。大丈夫だよ。」
「うん。ごめん!」
葉瑠…ごめん。頼む何とか連絡してくれ!