この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
秘密のキスは蜜の味【完結】
第10章 ダメ…離さない!
****
鏡也君……久美子さんとなんかあったの?

ずっと待ってたけど連絡はないし─
どうしよ。もう閉園の時間になっちゃった。


〝鏡也君ずっと久美ちゃんを待ってたもんね〟
真司君の言葉が頭から離れない!

私って久美子さんに似てるの鏡也君?……だから…


「違うよ!そんなことなぃ」よね?鏡也君。

ブンブン、違うちがう!
自分に言い聞かせる!違うよ。


もう閉園のBGMが流れてる。♪♪♪♪出なきゃ。

鏡也君はもう出たのかな?

わたしはここだよ─

観覧車一緒に乗ろうって、待ってて言ったのに……嘘つき。


来るときは鏡也君と一緒だったから道なんて覚えてないよ。

全然分かんなくて帰る人の流れに沿って一緒に歩き出したんだけど──

はぁ~!こんなとこ一人で歩いてるの私だけだよ。
みんなカップルとか家族連れ、楽しそうな会話が聞こえてくる!


寂しくて俯いてトボトボ歩いていたら…あれ?
わかんなくなっちゃったよ。


携帯のナビを頼りに駅に向かうけど…

充電がもう切れちゃうよ!


ゴロゴロゴロ~ドーン──

遠くで雷が鳴ってる。
やだこんなときに─怖いよ!カミナリ大嫌い!


心細くて、寒くて自然と涙が溢れてくる。

ウェ、ンッ……鏡也君…の…バカ

──///
どうしよ!とうとう充電も切れちゃった。

道もわかんなくて進んでは引き返し完全に迷子

こんなことなら英美ちゃんと帰れば良かった!

〝葉瑠。真司が鏡也君にメールしたから帰ろ〟
せっかくそう言ってくれたのに。

〝でも…約束したの。英美ちゃん先に行ってて〟

/1073ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ