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秘密のキスは蜜の味【完結】
第10章 ダメ…離さない!
.:*:・'°☆
電車を降りて見慣れた景色にホッとする。
カミナリも止んでさっきまでの事が嘘みたい!
幸子さんのお家にお邪魔してすっかり遅くなっちゃったよ。
携帯も充電切れちゃったし英美ちゃんの心配してる顔が目に浮かぶ。
〝葉瑠……遅い〟って怒られちゃうかも
鏡也君はもう帰って来たのかな?
歩く速度が自然と早足になる。
あれっ?─鏡也君だ………こっちに歩いてくる!
迎えに来てくれたんだ!
嬉しくて名前を呼ぼうとした「鏡…也…くっ」
………えっ?
久美子さん……!
鏡也君に掛けよって並んで歩いてくる!
「……………」まだ一緒にいたの?
私のさっきまでの考えを拒否するみたいに目の前の光景にくぎ付けになった。
久美子さんが鏡也君に抱き付いて……キスしてる!
心臓をギュッて掴まれたみたいに─苦しくなった
「なんで?」ヤダよ!
私の声に気が付いて二人が振り向いた。
「………葉瑠…」ヤダ、見たくない!
はっ!無意識に走り出した。イヤだよ……!
はぁはぁはぁ──
やっぱり鏡也君は久美子さんとこに行っちゃった
私じゃ駄目だった。
嘘つき。
泣きながら走り続けた。はぁはぁ!
キャー。バシャ「痛っぅ」
濡れた路面に足をとられ子供みたいに転けちゃった。
ウッウェッ…ヒック…自分が情けなくて馬鹿みたい!
フラフラ なんとか立ち上がり店舗横の狭い通路に入りしゃがみこんだ!
ウッ…ウッ…バカ、キョウヤノ…バカ ダイッキライ
電車を降りて見慣れた景色にホッとする。
カミナリも止んでさっきまでの事が嘘みたい!
幸子さんのお家にお邪魔してすっかり遅くなっちゃったよ。
携帯も充電切れちゃったし英美ちゃんの心配してる顔が目に浮かぶ。
〝葉瑠……遅い〟って怒られちゃうかも
鏡也君はもう帰って来たのかな?
歩く速度が自然と早足になる。
あれっ?─鏡也君だ………こっちに歩いてくる!
迎えに来てくれたんだ!
嬉しくて名前を呼ぼうとした「鏡…也…くっ」
………えっ?
久美子さん……!
鏡也君に掛けよって並んで歩いてくる!
「……………」まだ一緒にいたの?
私のさっきまでの考えを拒否するみたいに目の前の光景にくぎ付けになった。
久美子さんが鏡也君に抱き付いて……キスしてる!
心臓をギュッて掴まれたみたいに─苦しくなった
「なんで?」ヤダよ!
私の声に気が付いて二人が振り向いた。
「………葉瑠…」ヤダ、見たくない!
はっ!無意識に走り出した。イヤだよ……!
はぁはぁはぁ──
やっぱり鏡也君は久美子さんとこに行っちゃった
私じゃ駄目だった。
嘘つき。
泣きながら走り続けた。はぁはぁ!
キャー。バシャ「痛っぅ」
濡れた路面に足をとられ子供みたいに転けちゃった。
ウッウェッ…ヒック…自分が情けなくて馬鹿みたい!
フラフラ なんとか立ち上がり店舗横の狭い通路に入りしゃがみこんだ!
ウッ…ウッ…バカ、キョウヤノ…バカ ダイッキライ