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秘密のキスは蜜の味【完結】
第10章 ダメ…離さない!
カッ…チャ……。
葉瑠を送って戻ってきた!
なるべく音を出さないように鍵を開け部屋の様子を伺うと……良かった!まだ寝てるな。
早いとこ支度して会社に行こう!
バレたらなに言われるか堪ったもんじゃないからなヒロちゃんは……!
あとの事は会社でゆっくり考えよう‼
スーツに着替え部屋を出ると「鏡ちゃ~ん」リビングから俺を呼ぶ声─
「お~い」
はぁ……ガクッ……はいはい。今行きますよ!
「おはようヒロちゃん早いね」
バレたら追い出されちまう……よしここはシラを切り通そう。落ち着け。大丈夫だ!
「俺今日は早く仕事に行かなきゃなんなくて…」
「座れ」うっ…………「す・わ・れ」………はい。
「ヒ、ヒロちゃんどうしたの何かあった?」
「何かあったじゃね~よ。どこの猫だ」えっ?
「どこの野良猫なんだ?」
〝うるさくて寝らんね~だろ〟……
あぁ~やっぱり聞こえてたか~
「葉瑠ちゃんに本気じゃなかったのか?」
えっ?葉瑠……?本気だよ。そう言っただろ!
「葉瑠ちゃんが帰った途端に女連れ込んでじゃね~よ。何考えてんだ」
はっ?………あぁ~そうか葉瑠は昨日帰ったことになってんだ!
どうしよ?昨日のは葉瑠の方がいいのか?
でもそれだとヒロちゃんが葉瑠の声を聞いてたって事で……それはダメだろ!
他の奴って事にしとく?
「なに一人でブツブツ言ってんだ」
「鏡也……もしかして……お前」
えっ?ヤバい……な、んだよ!
なに言われんだ?
一瞬の沈黙。なんだよもういいから早く言えよ!
葉瑠を送って戻ってきた!
なるべく音を出さないように鍵を開け部屋の様子を伺うと……良かった!まだ寝てるな。
早いとこ支度して会社に行こう!
バレたらなに言われるか堪ったもんじゃないからなヒロちゃんは……!
あとの事は会社でゆっくり考えよう‼
スーツに着替え部屋を出ると「鏡ちゃ~ん」リビングから俺を呼ぶ声─
「お~い」
はぁ……ガクッ……はいはい。今行きますよ!
「おはようヒロちゃん早いね」
バレたら追い出されちまう……よしここはシラを切り通そう。落ち着け。大丈夫だ!
「俺今日は早く仕事に行かなきゃなんなくて…」
「座れ」うっ…………「す・わ・れ」………はい。
「ヒ、ヒロちゃんどうしたの何かあった?」
「何かあったじゃね~よ。どこの猫だ」えっ?
「どこの野良猫なんだ?」
〝うるさくて寝らんね~だろ〟……
あぁ~やっぱり聞こえてたか~
「葉瑠ちゃんに本気じゃなかったのか?」
えっ?葉瑠……?本気だよ。そう言っただろ!
「葉瑠ちゃんが帰った途端に女連れ込んでじゃね~よ。何考えてんだ」
はっ?………あぁ~そうか葉瑠は昨日帰ったことになってんだ!
どうしよ?昨日のは葉瑠の方がいいのか?
でもそれだとヒロちゃんが葉瑠の声を聞いてたって事で……それはダメだろ!
他の奴って事にしとく?
「なに一人でブツブツ言ってんだ」
「鏡也……もしかして……お前」
えっ?ヤバい……な、んだよ!
なに言われんだ?
一瞬の沈黙。なんだよもういいから早く言えよ!