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秘密のキスは蜜の味【完結】
第11章 君は俺だけのモノ
「葉瑠…後悔しない?」 う~ん……
正直それはわかんない。
でも…もし後悔したとしても、今はそれでもいいと想ってる。
「そう?じゃもう何も言わないよ。決めたなら早く祐輔さんに伝えたら?どうせ葉瑠の事だから携帯を持ったまま連絡出来ずに1日終わっちゃうに決まってる」
ギクッ。彩ちゃん…見てたの?
「祐輔さんには可愛そうだけど葉瑠を応援するよ」
ありがとう彩ちゃん…
彩ちゃんに背中を押され漸く発信ボタンを押す勇気が出た!
─────
♪~♪~♪~♪
「祐輔、話があるの」
「葉瑠…俺も大事な話があるんだ」
漸く祐輔に電話を掛け部屋を訪ねて来た。
祐輔の大事な話って…なんだろ。
もしかしてこの間の……
ピンポ~ン……ガチャン
「葉瑠……どこいってたの?」
部屋につくとすぐ抱き寄せられた。あっ祐輔…
あっあの~展示会終わって英美ちゃん達と遊んじゃって…ごめんね!
「そっか心配したよ。連絡ないから」
あっえっと…充電切れちゃって……
「祐輔……話って?」あぁ~そうだね!
「急なんだけど俺…大阪に転勤になった。」
えっ?いつから?
「来月」
「やっぱりクビの代わりに左遷かな」ハハッ─そんな
祐輔……
「葉瑠…一緒に来てほしい」
──?──言わなきゃ、祐輔ごめんなさい。
「祐輔わたし…一緒には行けないの……」
「急だから仕事の都合もあるよね!すぐじゃなくてもいいんだ、あとからでもいいから…」
違うの。祐輔……
「ごめんなさい。私……ダメなの。」
「……葉瑠それはどういう意味?別れるって事?」