この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
秘密のキスは蜜の味【完結】
第11章 君は俺だけのモノ
「葉瑠……何があったの?ちゃんと教えて」
「葉瑠?」
「祐輔が転勤するから一緒に来てって‼」
・・・・・・────
「祐輔わたし…一緒には行けない……」
「……葉瑠それはどういう意味?別れるって事?」
…………ごめんなさい…コクン。
「やっぱり俺が頼りないから「違う。違うの。」
祐輔のせいじゃないの。祐輔は何にも悪くない!
私がいけないの…
「他に…好きな人でも出来たの?」
祐輔にもう隠すのはやめよう…
凄く酷い告白だけど、ちゃんと言わなきゃ
「祐輔…ごめんね。私…好きな人がいるの」
ギュッと眼を瞑り祐輔の返事を待った!
「やっぱり……」──えっ?祐輔……
「最近の葉瑠様子が変だったし俺に逢いたがらないから、もしかしてってずっと思ってたんだ」
祐輔がそんな風に考えてたなんて、全然気付かなかった!
「葉瑠の話ってその事なんでしょ?」
コクン「すぐに熱は冷めるって想ってたの」
「祐輔は私にとって大事な人だから考えないようにしてたのに……」
「葉瑠が好きになるくらいだから素敵な人なんだね!会いたい。葉瑠の好きな人に」えっ!
「祐輔?それは無理だよ。私が一方的に好きなだけで私の気持ちは、その人知らないから」
ダメ。鏡也君に迷惑は掛けられない!
「それじゃ俺…葉瑠を諦められないよ」
「葉瑠が俺と別れようと思うくらいの人なんでしょ」
「その人が葉瑠を幸せにしてくれる人なのか自分の目で確かめなきゃ諦めるなんて出来るわけない」