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秘密のキスは蜜の味【完結】
第11章 君は俺だけのモノ
「おはよ。鏡也君……」あ~おはよ!
すっかり寝不足の俺だったけど葉瑠が朝食を作ってくれてテンションが上がった。
なんか新婚さんみたいでいいな!こういうの…
「いただきます」
どう?…心配そうに俺に聞いてくる。
うん。凄く旨い!……ほんと?よかった!
──//
葉瑠…ちょっと早いけど散歩しながら行こうか?
何事もなかったように普通の会話をして葉瑠の気を紛らわしてやる。
「鏡也君ありがとね」玄関で俺に凭れてくる。
葉瑠をギュッで抱きしめて軽くキスをした─
ここでちゃんと充電をいっぱいにして出掛けよう?
「喫茶店とかの方が良かったんじゃないか?」
「私もそう言ったんだけど…家の方が静かに話せるからって…」
「そうか…じゃ行こうか」うん。
手も繋がず並んで歩く。
葉瑠の話だと彼氏は俺より1つ年下。
葉瑠が高校生の時から付き合っていてもう4年だ!
ちょっと聞いただけで葉瑠を溺愛してるのが分かる。
今回俺に会いたいって─正直不安はあるがこれからの為には避けては通れないからな!
俺は正々堂々と葉瑠と付き合いたいんだ‼
商店街を抜けてしばらくすると綺麗なマンションが見えてきた!
「あそこだよ」
「ふ~ん。いいとこ住んでんだな!」
「うん。でも部屋はそんな広くないよ」
ここだよ──いい?押すよ!───
ふぅ~ひとつ大きく深呼吸
よし、いいよ。
ピンポーン!─
ガチャ。ドアが開き爽やかなイケメンが顔を出した。
「初めまして鏡也です」
「どうも祐輔です。───どうぞ」
「失礼します」