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秘密のキスは蜜の味【完結】
第11章 君は俺だけのモノ
葉瑠は映画にくぎ付けだ。俺を見ようともしない。
葉瑠?……俺がいるの忘れてない?
そっと腕を掴んで引き寄せるとバランスを崩して俺の胸に凭れてきた。
「アッ─チョット」
すぐに葉瑠の頬を押さえてキスをした……チュッ。
「へっ?」葉瑠はビックリして固まってる!
はっ!…眼を丸くしてキョロキョロ廻りを確認してる。
「こらっ。誰かに見られたらどうすんの?」
「大丈夫、みんな映画しか見てないし!俺らの回りは誰も居ないだろ?」
そうたけど……
反応が可愛いんだよ葉瑠は……!
頬に手を添えて親指て唇で撫でると恥ずかしそうに見つめてくる!
ゆっくり近付いて少しだけ触れるキス。
フッ…「葉瑠……」
笑い掛けると葉瑠も笑って応えてくれる。
「もうっ!」
横目で廻りを気にしながら鼻先をつき合わせ唇を合わせる‼
それでも葉瑠はスクリーンが気になるようでチラチラ見るから…
「映画見ていいよ」ありがとー!クスッ。
映画を見る葉瑠に時々ちょっかいを出しては振り払われる……
「ダメ見てるの」
俺はずっと寝てたからストーリーもわかんないし、もともと興味があったわけじゃないから暇なんだけど……
葉瑠の肩に頭を置いてふんぞり返ると葉瑠の腹にそっと手を置いてみる─
腹を撫でると
「やだぁくすぐったい」って!クスクス…
葉瑠の反応を見ながらゆっくり手を動かした。
裾から手を入れてブラの上から胸に振れたところで
ガシツ……葉瑠に手を押さえ込まれた!
「ダメ、こんなとこで」
「シー、静かに。葉瑠の声でバレちゃうよ」