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秘密のキスは蜜の味【完結】
第11章 君は俺だけのモノ

葉瑠の身体が脱力して俺に凭れてくる!
肩で息を吐き、声を抑えるのに必死だ。

「葉瑠……大丈夫?クスッ。もう誰も居ないよ」


ガバッ。…えっ?
「もう…鏡也君ったら何すんの?」

ハァハァハァハァ
「ごめん葉瑠の反応が可愛すぎて止まらなかった」

さて葉瑠……どうする?
このままここで最後までヤってから帰る?

「何言ってんの、するわけないでしょ」


なんだ残念!

「葉瑠……ショーツ脱いだら?」
「こんなに濡れてて気持ち悪いだろ──」

「ダメだよ…替えの下着なんて持ってないもん」

「途中で買えばいいよ?まだ店やってんでしょ…」

うっ、うん。ほらっ。脱いで行くよ。

戸惑いながらも素直に俺に従う……

丸めた下着をバッグの底に押し込んで顔上げた。
その顔が恥ずかしそうで可愛かったよ……


───***
外はもうすっかり暗くなってる。

「葉瑠…歩き方が変だよ」クスックスッ。

「だって!スースーして寒い…」

気になっちゃう。って──スカートを押さえて歩くのが不自然だよ。

取り敢えず下着を買いたいって店を探すけどそんな時ほど見つからないもんだな!

もうこのままでいいだろ───やだよ!


「もう帰るだけだろ?買わなくてもよくない?」

それより今日はどうする?

昨日は急遽葉瑠の家に泊めて貰ったけど今日は単身赴任のオヤジさんも帰って来るって言ってたし─

家に帰さないとマズイかな?


「葉瑠…今日は両親も揃うんだろ?」

せっかく葉瑠が俺のモノになったんだ一緒に過ごしたいけど……

「あっ…今日は……」

やっぱ…無理だよな?……

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