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秘密のキスは蜜の味【完結】
第11章 君は俺だけのモノ
「ねぇ葉瑠ぅスケスケ履いた?」
うしろから葉瑠に抱き付いて聞いてみたんだけど…
「お腹すいたね?食べよ」
はぐらかされて俺の腕からすり抜けちゃう。
あっ!葉瑠?「食べてからね」なんだよ~ケチ。
さっきから葉瑠に遊ばれてんのか?俺は─
葉瑠…あとで覚悟しろよ!
「じゃぁ食べよっか」
「今日は俺と葉瑠の記念日だから乾杯しよっか!」
うん。
たくさん飲んで食べて!葉瑠は顔が赤くなってきた
そんな葉瑠を見てたら改めて想うよ
〝もう俺だけの葉瑠なんだな〟って!
俺ほんとに嵌まってんな。
なんだか自分のもんになった途端に不安になってきたよ。
祐輔君があんなこと言うから……
〝俺が転勤したら葉瑠に声掛ける奴らはたくさんいると思いますよ〟
久美子との遠距離は続かなかった!
葉瑠もいつか俺から離れるんだろうか?……
馬鹿か俺は─ダメだ今そんなこと考えてどうすんだよ…これからじゃね~か俺達は。
だからこそ大事にしなきゃ!
「葉瑠、俺が好き?」
「へっ?どうしたの急に」
「うん聞きたいんだよ」言って。
ウフフ「大好き」
うん。もっかい言って。
またぁ~って言うけど何度でも聞きたいんだよ。
すると「鏡也君が大好きだよ」って…
うん「葉瑠おれも」 大事にするからね葉瑠…
「鏡也君飲まないの?私ばっかり飲んでるよ」
「んっ飲んでるよ」いいんだよ!
ホロ酔いの葉瑠が可愛いから見たいんだよ…
「鏡也君…フワフワしてきたよ」
「そう?じゃキスしたくなったろ?」