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秘密のキスは蜜の味【完結】
第3章 ごめんね…すぐに忘れるから
「ううん。何にもないよ‼ 英美ちゃん家で飲み過ぎちゃって、頭がちょっと重いだけ…」
「そう!? やっぱ迎えに行けばよかったな~」
「…大丈夫だから‼」アハハハ─
祐輔ごめんね!
祐輔が一番だから‼
鏡也君の事はすぐ忘れるからね。
無理やり気持ちを切り替える!
「あっ祐輔…お土産」
袋を開きお土産を渡したのに…
「ありがと」
手渡したお土産はそのままテーブルに置かれ、キスを迫るように顔を近づけてくる。
……ンッ……チュッ!
軽くうなじを押さえられ首を傾げる。
「あっ…ゆう……す…けっ…」
まだ来たばっかりだよ?
「だめ?」ダメ…じゃないけど…
祐輔の視線が私の唇を捉えて放さない。
チュッ──1度離れた唇はすぐに下唇に吸い付き、ノックしながら縁をなぞる。
何度も唇を塞がれキスはますます激しくなる。
押し殺したような祐輔の息づかいに子宮がキュンとした!
「はるぅ…舌、出して」
遠慮がちに舌を差し出すとすぐに絡めてくる。
舌先を擦り合わせ唾液を吸いながら夢中になると…静かな部屋に荒々しい息づかい響く。
「葉瑠ぅっ?…はぁっ……いいっ?」
んっ……ぁぁ…!待って……
祐輔の大きな手で身体中を撫で廻されるとゾクゾクしておかしな気分になるの
甘くて激しいキスに気分は蕩けて身体の力が抜けていった。
息継ぎするだけで精いっぱい…頭が真っ白になる
「…………」その時──
ふと昨日の鏡也君とのキスが頭を過った。