この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
秘密のキスは蜜の味【完結】
第12章 ゼロから始めよう
****
《葉瑠の荷物送ったから》

たったこれだけ─祐輔からの短いメール。

【ありがとう】 終わっちゃった!

自分から終わらせたのに、こんな短いメールが凄くショックで…

やっぱり憎いんだよね。私の事が…

あたり前だよね。酷いことしたんだから


このまま会わずに終わっちゃうのかぁ……

ほんとは見送りに行きたいけど、行かない方がいいんだよね?


(祐輔君からしたら嫌いで別れるわけじゃないだろ?まだ葉瑠の事を想ってる!)

(俺が言うのもおかしいけど……)

(葉瑠が行ったら辛くなるんじゃないか?早く忘れたいんだと思うよ。)

鏡也君が言ってたもんね……


でも……最後にちゃんと謝りたかったな!


───///
行っちゃダメってわかってるんだけど─でも…

どうしても最後に祐輔を見送りたくてこっそり駅まで……来ちゃった!

顔は見せない‼ そっと影から見送るだけ。

確かこの電車のはず。
ホームの端まで捜したけど─

もう行っちゃったのかな?

どこにもいない!

早い電車で行ったのかも


ごめんね祐輔。


大阪で─頑張ってね!


ドンッ。─キャッ!

「おい。危ないだろ前見て歩けよ」

「ごめんなさい」──

俯いてトボトボ歩いてたら誰かにぶつかって転けちゃった。

暫くそのまま動けなかった!


「──葉瑠─なにやってんだよ、大丈夫か?」


「─えっ───?─祐輔」

「やっぱり来たの?来るなって言ったのに」

聞き慣れた声に顔を上げると優しい笑顔の祐輔がいた。
良かった会えて!

/1073ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ