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秘密のキスは蜜の味【完結】
第12章 ゼロから始めよう
****
《葉瑠の荷物送ったから》
たったこれだけ─祐輔からの短いメール。
【ありがとう】 終わっちゃった!
自分から終わらせたのに、こんな短いメールが凄くショックで…
やっぱり憎いんだよね。私の事が…
あたり前だよね。酷いことしたんだから
このまま会わずに終わっちゃうのかぁ……
ほんとは見送りに行きたいけど、行かない方がいいんだよね?
(祐輔君からしたら嫌いで別れるわけじゃないだろ?まだ葉瑠の事を想ってる!)
(俺が言うのもおかしいけど……)
(葉瑠が行ったら辛くなるんじゃないか?早く忘れたいんだと思うよ。)
鏡也君が言ってたもんね……
でも……最後にちゃんと謝りたかったな!
───///
行っちゃダメってわかってるんだけど─でも…
どうしても最後に祐輔を見送りたくてこっそり駅まで……来ちゃった!
顔は見せない‼ そっと影から見送るだけ。
確かこの電車のはず。
ホームの端まで捜したけど─
もう行っちゃったのかな?
どこにもいない!
早い電車で行ったのかも
ごめんね祐輔。
大阪で─頑張ってね!
ドンッ。─キャッ!
「おい。危ないだろ前見て歩けよ」
「ごめんなさい」──
俯いてトボトボ歩いてたら誰かにぶつかって転けちゃった。
暫くそのまま動けなかった!
「──葉瑠─なにやってんだよ、大丈夫か?」
「─えっ───?─祐輔」
「やっぱり来たの?来るなって言ったのに」
聞き慣れた声に顔を上げると優しい笑顔の祐輔がいた。
良かった会えて!
《葉瑠の荷物送ったから》
たったこれだけ─祐輔からの短いメール。
【ありがとう】 終わっちゃった!
自分から終わらせたのに、こんな短いメールが凄くショックで…
やっぱり憎いんだよね。私の事が…
あたり前だよね。酷いことしたんだから
このまま会わずに終わっちゃうのかぁ……
ほんとは見送りに行きたいけど、行かない方がいいんだよね?
(祐輔君からしたら嫌いで別れるわけじゃないだろ?まだ葉瑠の事を想ってる!)
(俺が言うのもおかしいけど……)
(葉瑠が行ったら辛くなるんじゃないか?早く忘れたいんだと思うよ。)
鏡也君が言ってたもんね……
でも……最後にちゃんと謝りたかったな!
───///
行っちゃダメってわかってるんだけど─でも…
どうしても最後に祐輔を見送りたくてこっそり駅まで……来ちゃった!
顔は見せない‼ そっと影から見送るだけ。
確かこの電車のはず。
ホームの端まで捜したけど─
もう行っちゃったのかな?
どこにもいない!
早い電車で行ったのかも
ごめんね祐輔。
大阪で─頑張ってね!
ドンッ。─キャッ!
「おい。危ないだろ前見て歩けよ」
「ごめんなさい」──
俯いてトボトボ歩いてたら誰かにぶつかって転けちゃった。
暫くそのまま動けなかった!
「──葉瑠─なにやってんだよ、大丈夫か?」
「─えっ───?─祐輔」
「やっぱり来たの?来るなって言ったのに」
聞き慣れた声に顔を上げると優しい笑顔の祐輔がいた。
良かった会えて!