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秘密のキスは蜜の味【完結】
第12章 ゼロから始めよう
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今日は花の金曜日。
仕事終わりで葉瑠がやって来る!
明日は葉瑠に新しい部屋を見せて引っ越しの準備をする予定だ。
ホームに電車が入ってきた。
葉瑠?─葉瑠がドア越しに立ってるんだけど隣に男がいて親しそうに喋ってる!
──?誰?
「あっ?鏡也君─」
ドアが開いて俺の姿を見つけると、にっこりと微笑んで駆け出してきた!
目で男を追いながら葉瑠を出迎えた。
髪型変えたのか?
雰囲気が違ってまた可愛くなったな……
「葉瑠─あれ誰?隣にいた男」
「えっ?あ~知らない人!私が座ったら隣に座ってきて話し掛けられたの」
はっ?もしかしてずっと?
「そう。眠くて寝ようとすると話し掛けて来るから眠れなかった」
なんて言われたの?
「えっと!どこまで行くの?とか名前は?とか」
教えた?
「ちょっとしつこかったから適当に答えといたから大丈夫だよ」
はぁ~いきなりかよ………ってもしかして
「葉瑠もしかして電車でこっちに来る度に、声掛けられてたの?」
「来る度じゃないけど!私が座るとすぐに隣に男の人が来たかな?そう言えば」
「でもね、誘われるのはそんなになかったよ?」
そんなに─って。たまにはあったのかよ?
なんだよ!マジか?
「葉瑠─次からは指定席にして?」
でも高いから──って!
そんなたいした金額じゃないだろ
俺が払うから!お願い。
「うん。分かった!」
そんなこと聞いたらますます心配になるよ。
ごめんな!全然気付かなくて。
今日は花の金曜日。
仕事終わりで葉瑠がやって来る!
明日は葉瑠に新しい部屋を見せて引っ越しの準備をする予定だ。
ホームに電車が入ってきた。
葉瑠?─葉瑠がドア越しに立ってるんだけど隣に男がいて親しそうに喋ってる!
──?誰?
「あっ?鏡也君─」
ドアが開いて俺の姿を見つけると、にっこりと微笑んで駆け出してきた!
目で男を追いながら葉瑠を出迎えた。
髪型変えたのか?
雰囲気が違ってまた可愛くなったな……
「葉瑠─あれ誰?隣にいた男」
「えっ?あ~知らない人!私が座ったら隣に座ってきて話し掛けられたの」
はっ?もしかしてずっと?
「そう。眠くて寝ようとすると話し掛けて来るから眠れなかった」
なんて言われたの?
「えっと!どこまで行くの?とか名前は?とか」
教えた?
「ちょっとしつこかったから適当に答えといたから大丈夫だよ」
はぁ~いきなりかよ………ってもしかして
「葉瑠もしかして電車でこっちに来る度に、声掛けられてたの?」
「来る度じゃないけど!私が座るとすぐに隣に男の人が来たかな?そう言えば」
「でもね、誘われるのはそんなになかったよ?」
そんなに─って。たまにはあったのかよ?
なんだよ!マジか?
「葉瑠─次からは指定席にして?」
でも高いから──って!
そんなたいした金額じゃないだろ
俺が払うから!お願い。
「うん。分かった!」
そんなこと聞いたらますます心配になるよ。
ごめんな!全然気付かなくて。