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秘密のキスは蜜の味【完結】
第12章 ゼロから始めよう
「葉瑠─じゃこれ貰ってくれる?」チャリン。。
「合鍵?いいの?」もちろん!
鍵を葉瑠の手に乗せてやるとジ-っとそれを見つめてニッコリと笑った。
「嬉しい?」
「うん」
抱き付いて俺を見つめる顔が可愛いんだよ。
「葉瑠?そんな顔して俺を見てたら喰っちゃうぞ」
「えっ?だ~め」
「ダメなの?」
「……だめぇ。カーテンもないし誰かに見られたら恥ずかしいでしょ?」
誰も見てないよ!
俺が口を尖らせ葉瑠に突き出すと「うふっ」って笑っておんなじように口を尖らせる……ちゅっ。
「葉瑠今の向かいのマンションから見えたかもよ」
「えっやだ。じゃもうしない」
「うそ。見えてないから…もう1回」
外から葉瑠が見えないように窓に背中を向ける。
ここは5階だから通りからは見えないけど向かいにはマンションがある。
双眼鏡を使わなけりゃ見えることはないけど……
誰かに葉瑠のキス顔なんて見られちゃ困る。
葉瑠の舌を吸い上げコートのボタンを外して胸に手を伸ばした─「あっだめ」
うん分かってる!しないよ…ちょっとだけ…
「はぁ鏡也君……」
「だめ」
うん。しない…!わかってる…けど
パチン。「あっ、こらっ」
ブラのホックを外すと葉瑠が慌て出した!
「……ちょっとだけ…すぐ止めるから」
「ほんとにダメ!鏡也君」
強い口調で怒られた!
「………んっ……ケチ」