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秘密のキスは蜜の味【完結】
第12章 ゼロから始めよう

じゃあさっき鏡也君が焦ってるように見えたのはなんだろ?

鏡也君のオフィスチェアに座って考えてたら…

「葉瑠─なに考えてんの?」

えっ?ううん何も…

「ねぇ葉瑠─」

なに?
膝立ちしながら鏡也君が近付いてきた。

なにかと思ったら突然。椅子をクルッと回転させるから……
「キャッ。鏡也君ヤダ。眼が廻っちゃう」

ヤダヤダ。

ガシッ……

「キャー。なにすんのビックリするでしょ」

ハハハッビックリした?

葉瑠がボーとしてたから…ちょっと遊んでみた!……って子供みたいに……

クスッ。「葉瑠─」


やっぱり気になるから聞いてみよ!

「ねぇ鏡也君。ルームシェアのお友達って…」

「んっ~」
誰?って聞こうとしたのにキスで口を塞がれた!

「んぅ、んっ」
執拗に私の舌を追い掛けてくるから力がだんだん抜けてきちゃう!

言葉を返そうとしても唇を離してくれないし──


鏡也君の舌が顎から首筋に下がった所で漸く解放された…
「はぁはぁ…鏡也君…ったら話があったのに…はぁ」

んっ?なに?…

「えっと!──なんだっけ」

鏡也君にキスされて忘れちゃったじゃない。

「チュッ。葉瑠、…バンザイして」

鏡也君は私の服を脱がそうとすから…

あ~ちょっとダメだよ。荷物片付けるんだから~!


いいよ…あとで!……って優しくキスなんてされたら抵抗するのも忘れちゃう!

セーターを脱がされブラウスを全開にしたらブラをズラして胸をジッと見てくる。

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