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秘密のキスは蜜の味【完結】
第12章 ゼロから始めよう
「葉瑠ごめんな」ううんお友達?
そう。
「挨拶したかったけど、これじゃ出来なかったね」
アハハ…そうだな……
「鏡也君…部屋の鍵いつ掛けたの?」
「掛けてね~よ」 えっうそっ?
ほんと。部屋に鍵なんてついてね~もん!
「やだ。危なかったね!」
見られてね~けどヒロちゃんだぞ、相手は…
はぁ~。
「葉瑠今日どうしても英美ちゃんに会うの?」
「だって約束したでしょ?なんで?」
いや。だってヒロちゃんの店に行くんだぞ!
どんな顔して行きゃいいんだよ。
さっきのはヒロちゃんだって葉瑠が知ったら……
どうなんの?─
絶対バレないようにしなきゃな。
「鏡也君」んっ?なに?
「支度しなきゃ」あぁそうだな!
「葉瑠?夜は続きの続きしよ~な」
まったくこのままじゃ収まりがつかね~よ!
「え~また?」
また~ってなんだよ!あたりまえだろ。
寸止めだぞ。このまま終われるかよ!
「ダメなの?まだあみあみパンツ見てないんだけど」
「え~それはやだよ!」
いいじゃん見せてよ。
「見せくれなきゃ、俺行かないよ」
葉瑠はなんて言うかな?
「どうして?」
「どうしても」
「じゃひとりで行くけど……痴漢にあったら怖いから気をつけて行かなきゃ…」
はあっ? 葉瑠はよく分かってんな!
そんなこと言われて俺が葉瑠をひとりで行かせる訳がないって!
「はぁ…この小悪魔」
「一緒に行きた~い♪」
そう言って抱きついてくるんだから……