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秘密のキスは蜜の味【完結】
第1章 第1部…嘘ついちゃった

***

それから暫くして
パーティーの日程が決まったと英美ちゃんから連絡があった。

日程を調節して
で、今日これから英美ちゃんの所に行くの!

仕事終わりの金曜日。これから二泊三日で英美ちゃんと真司くんの家にお邪魔する予定。

電車に間に合うように何とか仕事を切り上げた。
さぁ急がなきゃ、乗り遅れたら英美ちゃんに叱られちゃう!


特急使って約2時間。

英美ちゃんと真司くんが最寄り駅まで迎えに来てくれる事になってて
で……そのままお友達がやってるお店に行ってパーティーだって。


アパレル関係の仕事で2、3ヶ月に1回は、仕事で都内に行くけどいつも駅から本社に直行だから今回は凄く楽しみなんだ!

だけど英美ちゃんのお友達に会うのは今日が初めてなんだよね!

企画販売が仕事なのに私って内弁慶で人見知りだから……‼ちょっと緊張しちゃう。


(は? なに言ってんの葉瑠…! そんな気を使うような人達じゃないから、逆に少しは気を使えって奴らばっかだし。大丈夫だから!ねっ?)

英美ちゃんはそんなふうに言うけど──
私、英美ちゃんみたいに社交的じゃないからちょっと不安…

初対面の人に緊張しない人なんているの?

…………普通にいるよね!そんな人が羨ましい。


お見合いするときってこんな感じかな?…なんてちょっと考えたりして!

待ち合わせの駅が近づいて来るとワクワクとドキドキが混ざって落ち着かないったらないよ‼

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