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秘密のキスは蜜の味【完結】
第3章 ごめんね…すぐに忘れるから

〝結婚考えるでしょ?〟

英美ちゃんが言ってた結婚を躊躇する理由がこれなんだ!


祐輔の事は大好き。

すっごく優しいし私を大事にしてくれる。

愛されてるって実感するし幸せにしてくれると思う…


思うけど………このままでいいのかな?

これから何十年と一緒に暮らすわけだし

もちろんセックスだけがすべてじゃないけど─

こんなこと誰にも相談出来ないし私がそんな事思ってるなんて言えないよ。

こんなに愛してくれる人は他にはいないもの。


はぁ!でもこのままだと……


「……る?……はる……葉瑠?」っえ!!

「えっ!あっごめん、なに?…」

「ぼ~として、余韻に浸ってたの?…」

「………うっん」

無理やり笑顔をつくり誤魔化すように祐輔にキスをする‼

顔が引きつったかも…

「ごめんベッドにも行かずに我慢出来なくなった」

……あぁうん
ここソファーだった。


「葉瑠?丸見えだね」

祐輔ったら…そんなこと言うから…
「エッチ」
恥ずかしくて慌てて下着を手に取った。

「祐輔もだよ」
「俺は別に構わないよ」
ニヤっと笑う顔は男の癖に酷く艶やかなんだから

クスッ
「葉瑠の身体は綺麗だよ。もちろん見た目も可愛いし性格も最高」

「俺、いつもみんなから羨ましがられるよ」


「えっそうなの?はじめて聞いたけど!」

「そうだよ!葉瑠には言ってなかったけどね」

「葉瑠は俺のものだから、他のヤツの話をしなかっただけ──誰にも取られたくないからね!」

祐輔…
うん、ありがとう!

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